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読了 6/28~7/4 2021

読了
07 /04 2021
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・響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章 前編
・響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話
・クラウド・コレクター

響け!ユーフォニアム。映画では1エピソードで触れられていたけど、奏者ではなくマネージャーに転向した加部ちゃん先輩が陰になり日向になりここまで部を支えていたとは。植物園での演奏会のリハーサル、ただ一人の観客として誇らしく演奏を聴く加部ちゃん先輩が眩しい。大会後も引退まで残された期間で技術を伝えて来年の大会に繋げていこうとする3年生たちや、それに応えて奮起する後輩たちの姿、同じメンバーで過ごせる1年を噛みしめるように一つの演奏に向けてまとまっていく吹奏楽部員の熱が伝わってくる2年生編でした。あと黄前相談所は前フリというか、優子部長達も自分たちの後の体制を早々と見据えていたんだなぁということで久美子、秀一、麗奈の3人体制で始動する3年生編も楽しみ。短編集ホントの話では「飛び立つ君の背を見上げる」の優子から夏希への手紙で悶絶。文中でも恥ずかしくて死にそうと書く位にてらいのない優子の言葉を夏紀はどんな顔で読んでいたんでしょうね。のぞみぞ同じくこの2人に焦点を絞っても映画が1本作れるくらいに濃密な関係が素晴らしく良かったです。
クラウド・コレクター。本屋さんの旅フェアで面白そうだったので購入。祖父、傅次郎による架空の国アゾットの法螺旅行記。21のエリアに分かれて綴られる幻想的な冒険譚はどれも面白く特に映画のことを観光旅行(暗黒に座って光を眺めるから)と称して巨大な観光館(映画館)なる施設で映画を観る第10エリアには行ってみたいなぁと思ったり。海の中に記憶があるというイメージのSF小説がありましたが、おなじように演奏される音楽の中に全人類的な記憶があるとして旅をしながら世界を調律する楽団員たちや哲学サーカスなる奇怪な出し物、奇妙ながらも幻想的で美しいモチーフが印象的な旅行記でした。

音楽 phracta / pYcho・ゲーム 深沢豊 / 忘れものと落とし物

音楽
07 /03 2021
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忘れものと落とし物
・1997年/2005年
・Created by 深沢豊

原案はなんと20年以上前とのことで昔はゲームセンターの1プレイが50円だったんですね。自分が遊んだのは2005年のwindows版でそれでも15年以上前の作品ですが、時間を経た今でも内容の色褪せないインタラクティブなゲームノベルで2時間ちょいのボリュームながらとても楽しめました。ノベルゲームでプレイヤー名の入力を求めるなんて珍しいと思ったら最後まで読んでそういうことかと心が揺れました。
4月1日、春休みを過ごす少年の何気ない日常が綴られた日記を読むことでスタートする「僕」とゲームセンターで出会った「彼女」、2人の世界が交錯して収束する4月30日までの1か月を描いたノベルゲーム。Insert Coin、50円玉を投入してクレジットがカウントされ始まるゲーム画面、薄暗いゲームセンターの中で筐体の画面がほのかに輝く情景が浮かぶどことなく暗い心地よさと「彼女」の持つ暗部が見え隠れする4月前半、一転して物語が急展開し「僕」と「彼女」の世界にメスが入りサスペンス的な面白さと切なさが入り交じる怒涛の4月後半、小説ではなくノベルゲームだからこそ体験できる演出も相まって非常に楽しめました。「僕」が「彼女」と出会って忘れものを見つける、振り返ってみればただそれだけの素敵な物語でした。


・2021年

忘れものと落とし物をプレイしていて思い浮かんだのがこの作品でエモーショナルなチップチューンが奏でる音色が心地よい最近お気に入りの作品。抒情的な語りから始まるTrack1からピコーンという起動音で幕を開けるドットのキャラクターが跳ねる様子が目に浮かぶTrack2/Steam Girls' Riotや聴きなれたジングルに中国語らしきフレーズのループが心地よいTrack5/Yuan-Zhou-Lu、深夜コインランドリーで回転する服を眺めて脱力しながら聴きたいTrack6/Midnight Laundry Machine、そしてラストを飾る唯一のボーカル楽曲はゲーム世界を想起させる歌詞と素朴なチップチューンの響きでピクセルの夜空が視界に広がる好曲。今週の天気にぴったりなジャケの前作Phyrも良い作品でTrack8/Ray in the Blue (Degistalgia Remix)は憂鬱な曇り空を透かして青空が見えるストリングスとフックの切ないハミングが清涼に響くこちらも素敵な曲です。

漫画 まんがタイムきららCarat8月号 No.190

漫画
07 /03 2021
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梅雨明けを先取りした爽やかな空とラムネの青が眩しいブレンド・Sが久しぶりの表紙。結婚は未確定と言いつつも料理修行で筑前煮を作って店長好みの味付けを探る苺香は完全に新婚さんモードにシフトしてますね、店長が羨ましい!

みちくさステップ / 黒猫のそれ
ゲスト2話目。腕に筋肉が付いてたり、"屈強たるバスケ部"なんてよそで噂になるくらいにはスパルタな環境で1年過ごしてきたのか、一花にとっては園芸部のゆるっとした空気は新鮮そうですね。小さな集まりながら各々がやりたいことをやって過ごしているこの場所でどんなみちくさが待っているのか楽しみです。わくわくお花摘みランドの全貌を知る為にも是非連載化して欲しい所。
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シュガーインシュガー / 原作:結城紅 作画:鳴海翠
お嬢様とメイドの甘々コメディ。優雅なティータイム、カップから溢れる角砂糖にもはや紅茶ではなく紅茶風味の砂糖を飲んでる様子に流石にメイド達も危機を覚えたのか禁糖CPの強制実施。砂糖の取りすぎは本当に危ないからここはメイドさん達にも心を鬼にして欲しい所ですが、デザートに花の蜜でも吸ってろとは結構失礼ですね笑。調理担当のチリの頑張りも微笑ましいゲスト2話目でした。
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ササエルの中には誰もいない / こめつぶ
ゲスト1話目。笹かまぼこの要素を残しつつもちゃんと可愛いコスプレ衣装が素敵。新天地での高校生活に胸躍らせてやってきたら同居する姉と怪しげな市のPR計画会長に巻き込まれて謎のご当地キャラ、小学生かまぼこ天使ササエル(設定11歳)という無理めなキャラで売り出されるロケットスタートな新生活で中々楽しそうですね。次はない!と力強く言い切った後にガチャ爆死でお小遣いの誘惑に逆らえない小依の次のお仕事が楽しみ。
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またぞろ。 / 幌田
友人と川でバンジーして帰ったら家で別れた幼馴染が料理していた件、夏の思い出にしては濃すぎる1日…。留年して一緒の大学に行くという約束を守れず合わせる顔が無かった殊ちゃんにもう会わないという約束を破って「約束を守れなかった」同士になりこれからは一緒に頑張ろうという麻里矢。あなたを駄目にしたのは私、だから"私"が責任を持ってしっかりさせてあげるという強幼馴染との生活は殊ちゃんがどうにかなってしまう結末しか見えない感じでドキドキですが果たして。自分が面倒を見たせいで駄目になったとしっかり認識した上での行動というのがまた”愛が重い”感じでやはり自分にどストライクなキャラだなぁと改めて思いました。
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バッドガール / 肉丸
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勢いに乗って嬉しい2本立。1話目は先輩との過剰接触でシャックリよろしく過呼吸が止まらなくなってさあ大変という所でじゃあショック療法おなしゃす→昇天な流れがいつもの面白さ。これはショックが強すぎましたね笑。2話目は新キャラ登場、自分が他人の視界の中心にいて当然な学校のアイドルと先輩以外が視界に入らない優、どこまでも噛み合わない会話の果てにお情けの一言でとどめを刺されてしまうるーちゃんが不憫ながらも面白かったです。濃い新キャラも登場で大満足の2本立てでした。
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読了 6/21~6/27 2021

読了
06 /27 2021
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・君と綴るうたかた1~2
・明日の世界で星は煌めく2~3
・エンドブルー
・響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章 前編

明日の世界で星は煌めく。屍人-ゾンビにより終末を迎えた世界で由貴と帆乃果の旅も3巻にて完結。ゾンビ物は感染源や原因が何なのか明かされるのも楽しみの一つですが今回はタイトル通り空を越えて宇宙のある物を利用したユニークな設定で確かにこれなら世界規模で感染を広げられるなと感心。2巻冒頭では自分をいじめ虐げていた人間が消え去った終末世界に安堵を見出していた由紀が帆乃果と共に1歩を踏み出し耀く未来を掴み取る素敵な百合物語でした。丁寧語の一人称視点も久しぶりだったなぁ。あと2巻、3巻でもむっしゅ先生のイラストが相も変わらず良かったです、肌を見せることを嫌がってスク水で風呂に入ろうとする由紀が却ってそっちの方がイカガワシイという笑。3巻の廃墟になった渋谷でそれぞれ杖と銃を構える2人の表紙も好き。
君と綴るうたかた。知らなかったものの本屋で2巻の表紙を見てピンときて1,2巻すぐに購入。過去の罪を小説にしたため俯く少女と彼女の小説を肯定し自分たち2人の恋愛小説を書いてほしいと迫る少女、2人の期間限定の恋人ごっこ。いじめる方といじめられる方、言葉の受け取り方の違いが起こす軋轢と決壊が痛ましい。えてしていじめというのは加害の意識がなく起こる面もありますが、自分の口から出た言葉が返す刀で胸に刺さった雫が言葉ではなく文字で懺悔するのがなるほどなと思いました。雫に恋人ごっこを申し出た夏織が密かに抱える爆弾も気になる所です。甘くもひりついた2人の一夏の青春から目が離せない楽しみなシリーズになりました。見つけられてよかった。
響け!ユーフォニアム。求の忠犬ぶりがアニメのあの描写ですらマイルドだったんですね。「~僕、緑先輩には完璧で素敵な男性と結ばれて欲しいんですよね」ともはや世俗感情の一段上の崇拝レベルになっててこの師弟凄いなと読んでました。りりかと奏が仲が良かったり、夏希がJackson5のI Want You Backを綺麗に歌っててイヤホンで普段聴いてるのが洋楽だと分かったりやはり早めに原作を読んでれば良かったなと後悔。前編のハイライトであるAメンバーオーディションでは過去の頑張りが正当に報われることがなかった奏でに言葉をかける久美子のシーンがとても良かったです。あの時の奏に最も必要な言葉を理解して向き合った久美子が発した一言は小説ならではの重みと感動がありました。

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・映画大好きポンポさん。3回目。この映画を一言で言うならNo Pain,No Gainという所でしょうか。やはり後半の編集シーンは何度見ても興奮するし「君の映画、大好きだぞ」でやはり3度目の涙腺崩壊。舞台挨拶では監督の四方山話も面白くてオリジナルキャラのアラン君をジーンと対照的な記号化された「陽キャ」ではなく人間味あるキャラにしたかったとか、この映画のキモである尺についての起点と終点の話とか色々と面白い話が聞けました。コメンタリー上映目当てにあともう1~2回は見に行けるといいな。

音楽 G-funk Lil 1/2 Dead / Steel On A Mission

音楽
06 /27 2021
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・1996年
・Produecd by Courtney Branch, Tracy Kendrick, Damon Rose, Warryn Cambell, Kenneth Manning

車の運転は土日に少し転がす程度で普段はあんまり運転しないんですが、今週は平日に4連続で運転する機会があったので数年間封印していたこの作品を久しぶりに聴きながら走ってました。この作品買った当初はかなりリピートしたお気に入りの作品で、免許取り立ての頃にこれを流しながら気持ち良くドライブしてたら追突事故を起こしたある意味思い出の1枚です…。物損事故でけが人はいなくて良かったんですが右側がぼこぼこに潰れた事故車を衆目に晒しながら恥ずかしく帰宅したり、保険の手続きやらなんやらが面倒だったりこのアルバムと事故の記憶が結びついてなんとなく再生ボタンを押す気にならなくなったというトラウマ作品。
このまま聴かず仕舞いになるのも勿体ないしトラウマ克服ということで数年越しに再生。今作はスヌープ一派の血縁者としても有名なラッパーLil 1/2 Deadの2ndアルバムで1stのThe Dead Has Arisenと共にこの人がPriority Recordsから出した2枚のアルバムはロングビーチ特有のレイドバックした横ノリのサウンドが心地よい日本でもファンの多い名盤ですね。そして久しぶりに聴いてみたら車のシートに響く低音とメロウなサウンドにノックアウトされ「この気持ち良さ、事故っても致し方なし」と過去の自分を擁護したくなる素晴らしさ。数年聴かずに脳内の記憶がリセットされたのか何回も聴いていたはずなのに新鮮な気分で楽しめました。Tracy KendrickとDamon Roseが中心となって制作したロングビーチのヤシの木と青空が目に浮かぶビート、Darrell CrooksによるギターやDJ Tyreiのスクラッチも良いアクセントでこれからは安全運転で楽しんでいきたい1枚です。
軽く抑揚をつけた1st、2ndのヴァースと対照的に3rdヴァースではギャングスタなフロウを披露するクールなラップ、シンセとドラムの鳴り、Darrell Crooksのカッティングギター、全てが完璧なノスタルジックに響くクルージングチェーン、Track4/Back In The Dayがお気に入り。他にもディスクガイドで紹介されていましたが後にR&Bプロデューサーとして活躍するWarryn CambellのグルーヴィーなトラックでDef Jam入りした仲間のHostyle(Tracy Kendrickと組んだシングルがこれまた素晴らしかった)と共演するTrack5/Givin' It Up等珠玉のロングビーチG-funkが揃っています。



そういえば事故で思い出深いのが警察の聴取で、事件性のない物損事故だったので型通りの質問に神妙に答えていたら次第に話が脱線していって話題がいつの間に警察の人手不足問題になりしまいには「最近は警察の仕事も3k(後で調べたらきつい、汚い、危険な仕事の意)なんて言ってねえ、若い人は警察になりたがらんのよ。どう警察官目指してみない?」と冗談でも交通事故起こした人間を勧誘しないでよという感じだったのですがあの時「はい!警察官目指して頑張ります!!」って答えてたらどうなってたんでしょうね笑。今頃メタボ気味で賄賂をもらってる中年の先輩警官と一緒にコーヒーとドーナツを食べながらパトカーで巡回したり、地元のギャング団と銃撃戦をしたり、ドアを蹴り破って麻薬の取引現場に突撃したり、とGラップ脳で偏見100%な警察のお仕事を想像してみたり。少なくとも日本の警察の仕事には1個も当てはまりそうにないですね笑

コタン

19年12月15日開始