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音楽 小渕晃 / ギャングスタ・ラップディスクガイド

音楽
10 /02 2020
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"Gラップ入門書の決定版"と銘打たれている通り、Gラップを聴かない人にこそ手に取って欲しい1冊です。自分のように00年代から後追いでギャングスタラップを聴き始めたリスナーにとっては、90年代bmrで連載されていた記事を纏めたギャングスタ・ラブ、通称G-Luvが師であり教科書であったと思うんですが当時は今ほど再発が盛んに行われていたわけではなく載っている皿を聴きたい!と思ってもそもそも手に入らない、市場で見つけても学生が手を出せる値段じゃない、等々でもどかしい思いをしながらG-Luvに載っている絢爛なジャケットを布団の中で眺めていました。
もちろんG-Luvが日本のリスナーの間に共通の価値観と今の相場観を定着させてギャングスタラップというニッチな音楽ジャンルを根付かせた功績は20年近く経った今でも色褪せることはありませんが、入門の1冊としては敷居が高くなっているなぁというのは感じていました。

発売日まで正座で待機していたこのギャングスタ・ラップディスクガイドは、bmrでG-Luvの担当編集をされていた小渕晃さんがセレクションした600枚のディスクガイドで何より素晴らしいのが掲載されているアルバムの半数以上がメルカリ、ヤフオク、ユニオンで500~2000円位で買える、なんなら無料でストリーミングで聴ける敷居の低さです。
結構昔の音源を買っているといつでも買えそうなものは後回しにしてしまうんですが、ディスクガイドの紹介文に触発されてそういう"後回しにしていた作品"を早速何枚か買ったりしてそういう動機付けをくれた点でも本当に感謝しています。今週はディスクガイドに触発されて買った作品をちょくちょく聴いてますが改めて90年代の南部作品は素晴らしいなとしみじみしてます。本当8Ball & MJGのOn Top of the Worldが大好きなのにSouth Circleをスルーしてた自分をぶん殴りたいです。

各アルバムごとに推薦曲1曲と短いながらもよく纏まったレビューが嬉しいですし、何より好きな作品を熱く語ってもらえるととても嬉しいですね-DJ Quik / Safe & Sound生音使いG-funkの最高傑作!。メジャー期のNo Limit Recordsの主要作がほぼ押さえてある上に、Three 6 Mafiaの本隊はもちろん派生メンバーの作品までカバーしている本を読める日が来るとは思わなかったです。

ぶっちゃけこの本1冊とストリーミングサービスがあれば1年は余裕で楽しめますし、そこから興味を持った人がG-Luvを買って更に沼にはまってという未来まで見えるギャングスタラップ入門にこれ以上ない1冊です。

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コタン

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