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音楽 G-funk King Geroge / Life Of A Kingpin

音楽
07 /18 2020
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・1996年
・Produced By Anthony "AK" Walker

No Limit Recordsの中でもその野太いダミ声で強烈な存在感を放っていたKing George。TRUの中ジャケではソロ作のタイトルとジャケの予告も載りいよいよ、というところで突然No Limitから離脱。自身の立ち上げたMe & Mine Entertainmentからリリースした作品がこちらになります。

離脱の詳しい経緯はわかりませんがP社長にモザイク処理されて存在を抹消される位なので修復できない溝が2人の間にあったのは明らかで、同じくNo limitの元マネージャーでP社長と袂を分かったTobin "TC" Costenと作ったこの作品はプロデューサーにAnthony "AK" Walkerを迎えて制作。西時代のNo Limit色を排したオールドスクールのフレイバも漂う地味なG-funkで構成されています。

ただそれが悪いかというとそうでもなくて、例えばFreddie Jacksonをサンプルしたセピア色なトラックでヘタウマなHookが味わい深いTrack5/Check Your Gameとか、シンプルなシンセと低音の絡みに目を閉じて聴き入ってしまうタイトル曲Track7/Life of a Kingpin等、この時代地域の定型から外れた古木のようなトラック群は聴けば聴くほどハマります。

なによりアルバム1枚分丸々King Georgeのダミ声ラップが堪能できるのが最高です。数多のラップを聴いてきた中でもこの背筋にぞくぞくくる野太い声は好みどストライクでこういう自分にとって特別な声と出会えるというのもG-rapを聴く上での醍醐味ですね。技術的に後付けできる物はともかく声質ばかりは天賦の物なのでこういう声に強烈な個性がある人は凄いなと思います。

この作品、帯が付いている通り翌97年に国内盤が出ていてP社長やNo limitの面々を差し置いて日本上陸を果たしています。90年代後半はG-rapマニアの偉大な先達であり聖典G-Luvを生み出したWPCの活動もあり、正直本国でもそんなに知名度のないマイナーGスタ達の作品が続々と国内盤として出回るという日本独自の盛り上がりがあって、こうして形に残る文化を後世に伝えてくれたのは本当に嬉しいです。




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コタン

19年12月15日開始