FC2ブログ

ゲーム / 花と太陽と雨と Flower, Sun, and Rain

05 /03 2021
fc2blog_202105032245527bf.jpg
・2001年
・Developed by GRASSHOPPER MANUFACTURE


           旅は果てなく続き
            獲物は魂を狩り
             狩人は真実を狩る
              時に探すだけの鎮魂歌
                真実は一つ
                 仕事だ、キャサリン


GWは海外旅行に行ってましたなんて言ったら間違いなくヒンシュクを買うご時勢だけどそこはポリゴンの世界なのでご容赦ください。マイクロネシア連邦に浮かぶロスパス島(Lost Past/過去を失った島)、楽園ともいわれる南国の島で癒しを求めて休暇の日々を過ごす。はずだったんですが、理解を超えた出来事の連続で精神を洗濯機にかけられた後のような気分で帰りの飛行機内でエンドロールを眺めてます。

このゲームの主人公はモンド・スミオ、探し屋を生業とする常夏の島でも一貫して黒スーツの男。ロスパス島のホテル支配人エド・マカリスターからテロリストが仕掛けた島の爆弾を探して欲しいとの依頼を受けてスーツケース型の万能電算解除機「キャサリン」と共にエドのホテル"フラワー・サン・アンド・レイン"に向かうも待ち構えていたのは奇人変人ばかりな宿泊客と彼らが持ち込む難題で肝心の爆弾探しははかどらずというのが大まかな流れ。

探し屋というからにはもちろん何かを探さないといけないわけで、これが探偵なら犯人を見つけて解決で済むけど探し屋が探さなければいけないのは”謎”というあいまいなもので探し方もかなり独特。「キャサリン」に搭載されている何種類ものプラグをぶっ差して数字を打ち込むというもので、パソコンやスピーカー等まあ分かるといったものから攻殻よろしく人間にも直接ぶっ差したりとなんでもあり。

ホテルでは宿泊客/サッカー狂のシステム工学者、仕事からエスケープしてきた酔っぱらいの女や階段でスクワットしている迷惑なプロレスラーが道をふさぐように難題を吹っかけてきてカフカの城のごとくホテルの中を走り回らされモーニングにはありつけず、1日の終わりには必ず上空で飛行機が爆発しピンクのワニを追いかける美少女の夢を見て終わるという白昼夢のような毎日が続きます。ようやくホテルから出られたと思ったらメタメタしいセリフで世界観を破壊し始める悪魔のような親子や麦畑でコスプレするおっさん等ホテル客に劣らない変人たちとの会話で脳がシェイクされ、開示される謎の量と投下される謎の量が4:6くらいだったのがゲーム終盤では1:9くらいになり帰りの飛行機では島の存在そのものを疑いながら茫然自失になるというある意味では得難い経験が出来ました。

あまりにも人を選びすぎるストーリーとゲームシステムはともかく登場人物たちの尖りまくったセリフ(旅は果てなく続き~で始まるキャサリン起動時の決めセリフの無意味なカッコ良さ!/プロレスラーとの出会いでこのセリフも変化)や極上のヒーリングミュージック、ゲームの粗を覆いつくすような独特のハイセンスなデザインと唯一無二の世界観で十二分に楽しめました。

このゲーム元々はPS2が初出で自分が初めて触れたのがDS移植版で当時は途中でリタイアしたもののクラシックをアレンジした南国リゾート風のサントラは凄く気に入って、今でも朝のアラームに使用しているゲーム内で主人公がエドからのモーニングコールで起こされるTrack10/Morningは再生回数が人生の中でも確実にトップ10になりそうなくらい(まあ毎朝必ず聴くので当たり前ですが)聴き込んでいて、サントラをこんなに聴いてるのにゲームをクリアしてないのはどうなのということで海外旅行の旅費代わりにメルカリでPS2、ソフト、メモリーカードを買ってamazonで3色端子のHDMIコンバーターを揃えて旅行に行ってきたという次第です。

多分まとまった休みがないとこんな昔のゲームにとりかかろうなんて思えなかったしGWの過ごし方としてはとしては上々だったかなと思います。




コメント

非公開コメント

コタン

19年12月15日開始