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読了 4/19~4/25

読了
04 /25 2021
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・アレ vol.5
・イマジナリー1
・魔弾の王と聖泉の双紋剣2~3

アレ vol.5。先週読んだ闇の自己啓発で少女終末旅行のエッセイが載っていると知り購入。少女二人の旅路を生殖未来主義の否定と言う観点から読み解く小泉義之氏の考察はとても刺激的で面白かったです。あの広大な廃墟都市に一つも死体が残っていない理由、ユーリが空腹のときに無意識にチトの腕を口にくわえた一見コミカルなシーン、この二つから過去にあったであろう出来事もちゃんと考えて読んでいる人は分かっていたんだろうけど自分は気づきもしなかったので中々に衝撃的でした。2人の旅路に作者の透徹した終末に対する思想が伺える改めてこの作品の凄さを突き付けられたエッセイでした。
上記のエッセイ以外にも今号の特集-workをテーマに色んな論考やインタビューが載っていたけどその中でも琴線に触れたのは「旅支度はマンホールのふたから」というエッセイ。旅の3大要素を発見・鑑賞・比較と定めて想像力の翼を広げる日常旅行ガイドとして時間とお金を使って移動するだけではない明日からすぐにでも始められる身近な旅のhow toがとても良かったです。
魔弾の王と聖泉の双紋剣2~3。来るアルトリウス軍の戦いに備える中でギネヴィア軍の中核であるティグルとリムが単独行動に出ちゃうのはどうかと。黄泉還った円卓の騎士や超常の魔物に対抗できるのが精霊の加護を受けたティグル達だけとはいえ、軍から離れた2人の冒険活劇になってしまっていて魔弾の王の魅力である戦記ファンタジーとしての軍同士の戦いや政略部分が薄めになってるのはちょっと残念。3巻の羊飼いたちの風俗描写とか弓や双剣、武器の特性が反映された個人戦とか各描写は面白いんですけどね。
都会の大学に出ていった幼馴染を今更ながらに意識してしまいあーだこーだ悩んだりという青春群像劇。イマジナリーというタイトル通り日常のとりとめのない妄想-この白線から出たら死ぬとか未来の自分からの警告-を描きながらお互い意識してることは分かるけど1歩踏み出さない微妙な距離感を心地よく描いている作品。友人たちのたまり場と化している幼馴染ちゃんの家での女子大学生の弛緩したやり取りも良かったです。

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コタン

19年12月15日開始