FC2ブログ

同人誌 ブレンドしか頼まないヤツは一生、飲みたい珈琲に出会えない

02 /22 2020
IMG_0946.jpg

comic zin の送料合わせで、何か面白そうな同人誌がないか探していた所、タイトルに釣られて購入。

コーヒーは毎日必ず飲むしわりかし喫茶店にも足を運ぶけど、味の違いなんかわからず、とりあえずブレンドを飲む。もうちょっと知識をつけて美味しいコーヒーを飲めるようになりたいけど、小難しそうで二の足を踏んでいる自分にとっては色々と為になりました。

そもそもこの本では小難しい話は置いておいて、ざっくりコーヒーの味を大別して"苦み"と"酸味"にわけてそこから自分の嗜好にあったコーヒーを選んでいくには、という実用的な話で分かりやすい内容でした。コンビニやチェーン店で供されるコーヒーについての解説もあり、明日からどういうコーヒーを注文するかの指標を示してくれるのが良かったです。

そもそも提供する方が、理解が浅かったり的外れな情報を付け加えるせいで飲む方が混乱しているというのはその通りだと思いました。
ラーメンなら味噌ラーメン、とんこつラーメン、塩ラーメン、品名でどんな味か想像がつくから、自分の嗜好にあった物を選択できます。
しかしコーヒーとなる品名を見てもブラジル?コロンビア?それ地名でしょ、フルーティー、キャラメルのような甘み?、本当にそんな味がするの?と品名や説明から味を想像するのが困難ゆえに自分の好きな味を見つけられない。
それはコーヒーを楽しむうえで結構なハードルになっているし、提供する側・飲む側、両方にとって勿体ないな感じました。

ラーメンに例えてのコーヒーで感じるコクの話も面白くて、喫茶店1杯分の値段を払う価値のある良い掘り出し物でした。後編も出るそうなので買います。

IMG_0949.jpg

映画 メイドインアビス 深き魂の黎明

01 /19 2020
visual09.jpg
・公開日 2020年1月17日
・監督 小島正幸

原作未読。
やってる所が少ないせいか全回満席、残念ながら特典の配布は終わっていました。
映画版はレイティングが直前でPG12からR15+に変更、CMでもきな臭い雰囲気が漂ってたのでそれなりに覚悟して臨みましたが、倫理のタガが外れた見る人によってはトラウマ級の容赦ない描写があり、なかなか堪えました。

ボンドルドの狂気と業の深さがなす実験諸々はまさに悪魔の所業という感じで"カードリッジ"の正体、それに対するセリフ、倫理の規格から外れたものをさまざまと見せつけられて圧倒されました。
”プルシェカがこぼれちゃう”というセリフの辺りは個人的にトラウマ級に胸に残る残酷なシーンでした…。
ただこういう容赦ない世界感をちゃんと志ある人たちが映像化してそれを見ることができるというのは、このご時世幸せなことだと思います。

戦闘シーンはさすが、劇場版という感じで物凄い気合が入っていて見ごたえ満点でした。暴走レグVSボンドルド、縦穴の決戦いずれも伸縮するアームを活かした縦横無尽に動くアクションで凄かったです。
あとマスコット的なナナチの存在でエグいシーンがだいぶ中和された感があってあの声とナァァという鳴き声は天性のものというか、ナナチが喋ってるだけで場の緊張感が緩和されてた気がします。

立川シネマシティの極音上映で鑑賞しましたが戦闘シーンの音響も、TV盤でも印象的だった、
深界のイメージにマッチした幻想的な音楽も素晴らしく良い音響の映画館で見れて
良かったです。

刑部姫が好きすぎて姫路に行ってきました。

12 /18 2019
2年前の2017年。
FGOでのハロウィンイベント「魔のビルドクライマー/姫路城大決戦」で登場したサーヴァント刑部姫。

妖怪、引きこもり、オタク、コミュ障で人付き合いが苦手だけどかといって孤独が平気なわけではない面倒な性格。華々しい英雄が数多登場する中で、異色を放つこのサーヴァントが琴線に刺さりまくって物凄く好きになりました。

折り紙や変化を駆使した独特の戦闘モーションも見ていて飽きないし、姫モードで猫を被っている時の明らかに作っている感が出てる高めの声も、素の時の声もどちらも可愛い。1度好きになってしまうともう「あばたもえくぼ」というか、何もかもが愛おしくなってしまって、本当に好きなキャラになりました。

刑部姫といえば、イベントの舞台でもあり宝具でも展開される姫路城-国宝指定、世界文化遺産登録の日本城郭初の”白い”城郭、その優美さから白鷺城とも称される-字面やゲーム画面だけで納得しても良かったのですが、常々実物を目に焼き付けたいと思っていました。

もしオジマンディアスを推していたとして、いくら気持ちが強くても中々エジプトまで足を延ばすのは大変ですが、姫路なら新幹線と一泊の宿さえあれば見てこれるし、さあ行ってこいと自分の背中を押して見てきました。

IMG_0806.jpg

そしてせっかく行くなら予習してからということで、「姫路城100ものがたり」中本孝道を通読。姫路城の建築的な特徴や歴史、歴代城主のエピソード等入門書としても読み物としても面白かったです。刑部姫のことには残念ながら一つも触れてはいなかったです。

IMG_0744.jpg

そしてついに来ました。

IMG_1814.png

宝具で何回も見た姫路城も。

IMG_0792.jpg

実際に見ると感慨深いものがあります。
奥の西小天守、手前の乾小天守、本丸に隠れて見えませんが東小天守と本丸だけでも存在感が凄いのに、周りに小天守が連なっていることでその優美さと大きさに圧倒されました。
シラサギが大きく翼を広げる姿に例えられて白鷺城と呼ばれるのも納得です。

IMG_1811.png

脳内でこの場面を再生してました。

IMG_0774.jpg

城内は思ったより天井が高く、下の層は開放感がありました。
木材のおかげなのか空調があったのか冬でも場内は湿潤な空気でしっとりしている感じです。
亀裂が入りながらも城を支える東大柱は見ごたえがありました。

IMG_1812.png

IMG_0790.jpg

イベント時には逆ピラミッドの上に建っている都合上、本丸のみでしたが本丸だけでも近くから見上げると首が痛くなるほどの高さで城の巨大さをひしひしと感じます。
白漆喰が日に輝いていて白の美しさが目に焼き付きました。

IMG_0757.jpg

西の丸を伝って城に続く百間廊下から姫路城を囲うように門と櫓が入り組んでいて防御要塞として堅牢に造られたのが伝わってきました。

IMG_0755.jpg

名前の通り大人の足でも数分かかる長さ、昔は女中が何十人も住んでいたそう。

IMG_0760.jpg

本で読んで頭に入れていた特徴的な形の狭間(銃眼)。場内のいたるところで見れましたが、〇△□と並んでいると独特の美しさがありました。

IMG_0804.jpg

これも本で読んで見たいと思っていて、石垣職人が遊び心で作ったと思われる人の顔に見える石垣。
目、鼻、口があって一目で顔だと分かりました。

IMG_0743.jpg

FGOをやらずに刑部姫と出会っていなければ文化遺産とはいえわざわざ姫路に出向こうとは思わなかったので、良い機会でした。
実際に目で見て圧倒される、というのは楽しかったし予習していったので、能動的に見て回れて得られるものも多かったです。

なにより刑部姫のことを思いながら彼女ゆかりの地を歩いている、というそれだけで幸せでした。

映画 フラグタイム

12 /15 2019
映画 フラグタイム
・公開日 2019年11月22日
・監督 佐藤卓哉

公開から4週連続で4回観に行くくらいには好きになりました。
監督の前作「あさがおと加瀬さん」が良かっただけにかなり期待値を上げて観に行きましたが前作に勝るとも劣らない”2人の特別な関係”が丁寧に描かれた素晴らしい百合映画でした。

”3分間だけ時間を止められる能力を持つ人見知りの高校生 森谷美鈴。時間を止めたある日、同級生でも縁のないカースト上位の美少女 村上遥のスカートを出来心で覗いたがなぜか彼女には時間停止の力が効かずに秘密がばれてしまう。
お詫びとして遥のお願いを聞いていくうちに、美鈴は彼女に惹かれていくが…”。

3分間だけ、世界が停止した中で2人が特別な時間を過ごすというシュチエーションだけで美しすぎて見ている間は観葉植物になっていました。

廊下の床に寝転ぶ、テスト中に制服を脱ぐ、落書きをする超常の力が目の前にあっても遥の願い、やりたいことは他愛のないものばかりでそれでもその時間は目が眩むほど煌めいていました。

ただ遥が今の村上遥になるのに至った道程というのがかなり凄絶で、空っぽ故にそんな他愛のないことくらいしかできない、しかもその3分ですら美鈴の期待に応えている節もあってと、1回目に見たときはなんて事のない所でも2回目に見るのでは同じシーンでもかなり印象が違いました。

美鈴の能力が力を失っていくのと同時に、2人の世界も崩れていくことになりますが、動き出した世界の中でも2人の絆が繋がっていく未来が見える終わりでエンドロールの所では尊さのあまり放心していました。百合云々関係なく廊下の告白シーン、遥が救済されるあの瞬間の美しさは得も言われぬものがありました。

美しいOP、海や公園の場面が心情に合わせて挿入される演出アニメ映画としても丁寧に作られた上質な作品だと思います。
あと序盤の時間停止の所で無音になって、映画館が数十秒完全な静寂に包まれる緊張感は凄かったです。
そして美鈴1人の停止したはずの世界で、突如遥が口を開き「それは刹那の夢だが…」。
流れ出す音楽、OPと序盤もうそれだけで胸を揺さぶられて映画館でこの映画が見れて良かったと思いました。

コタン

19年12月15日開始